あっぷるそーす

あっぷるそーすは前の時に書いていたコラム型独り言集でした。
今回のリニューアルで閉鎖しようかと思いましたけどせっかくなので半分くらいにしぼって再掲しておきます。
というか何となくタイトルが気に入っているってだけなんですけど(^^;)。

 

1.I love you から始めよう?

 僕の周りでは留学生が英語以外の他の言語を覚えようとする時、とりあえず「こんにちわ」などの挨拶の次は「好きです」を教えてもらってる事が多いみたい。この前も知り合いの韓国人の女の子に、いきなり「愛してます(日本語)」と言われて焦った事がある(^^)。まあ残念ながら本気じゃ無くてただ言ってみただけだったんだけど(結構可愛い娘で一瞬期待したのに...涙)。ちなみにその後「我愛称(中国語)」で返した馬鹿な自分(笑)。

2.複雑な日韓関係

 うちの周りでは日本人と韓国人は結構仲が良い。この組み合わせのカップルも多いし、韓国は日本の製品がかなり浸透している様で彼らは日本のゲームや芸能人、歌等凄く良く知っていて会話も盛り上がり易い。態度も割合友好的な印象を受ける。 がしかし、僕の見た感じでは、やはり心の中には日本人に対し複雑な気持ちもある様だ。その理由は言うまでもないけど日本の過去の侵略行為に対して。彼らはきちんと祖父や親達から当時の事を伝えられていて、日本人に対する非難感情もきちんと受け継いでいる様だ。特に従軍慰安婦問題については未だ根深い物があり、去年のハロウィンパーティの時に韓国の学生にいきなり意見を求められ、ミッキーマウスの格好して議論させられた事もあった。という訳で友達同士では日韓関係やワールドカップの話題等はタブーとしてまず触れようとしない。お互い嫌な思いをする..というより分かり合う接点が存在しないのである。なぜなら僕ら日本人の学生は殆ど何も伝えられて無い訳だから。 こういう比喩はどうかと思うけど、いじめっていじめた方よりいじめられた方が相手を良く覚えているもの。日本はこの問題をもみ 消そうとしている様だけど、侵略を受けたあちらの方は決して忘れる事は無いと思う。ただ、僕は過去の日本の侵略行為を恩恵だけ受けておいて無責任に昔の人を非難するつもりは毛頭無く、征韓論も日本が西欧列強の圧力の中で独立国としてある為の方法論の一つだったのは確かだったとと思う。確かに現実問題韓国の日本に要求している賠償を完全に満たすのは経済的にも考えて難しいとは思うが、しかし、少なくとも自分達の犯した行為は責任を持って認識し、語り継ぐべきじゃないだろうか。確かにつらい事とは思うけど、そうでないと将来日韓関係に致命的な溝を作る原因になりかねないと思うんだけど。

3.友達と恋人の境界

 とりあえず恋愛の初歩としてお友達からって人いるだろうけど、最近は友達になってしまうとかえって恋人には発展しにくくなるんじゃないだろうかって思える。まあ、お互いが相思相愛なのなら、お互いただの友達っていう関係に物足りなくなった時点で恋人に発展するんだろうけど、片思いの場合はそうはいかない。もし思い切って告白して断られた場合、下手したら今までの関係すら壊れてしまうんじゃないかという恐れが生じ、保守的思考が芽生えてなかなか次の一歩に踏み切れないものだろう。それも友達という関係の期間が長ければ長いほど。流石に「いいお友達でいましょ」って言われた次の日、何もなかった様に今まで通りその人に接する事の出来る人、現実にはそうそういるもんじゃないでしょ(^^)。だから初めから恋人として付き合いたいって思ったら、いっその事初めから「恋人になってくれ」って告白した方がいいかもしれない。お互い良く知り合ってからってのは結局臆病者の詭弁な訳ね(自分で書いてて痛ひ^^)。

4.伝わらない想い

 で上の続き。割と本当に好きな人に対してなかなか素直になれないタイプな人は多い様だけど、時にはそれが深い溝を作る事もある様で。つい素直に慣れなくて邪険な態度を取っていると相手に自分は嫌われているという誤解を与えてすれ違っていく訳。相手が自分の事好きって解っているのならまだ「愛情の裏返し」みたいな解釈もてくれるかもしれないけど、素っ気ない態度とられて「実は自分の事好きなんじゃないか」って思う奴って相当の自信家か妄想癖の強い奴くらいだ(^^)。やっぱ一般的には好意的な態度から相手を意識し始めるものだろう。まあ人それぞれ得手不得手があるから無理するのもあれかもしれないが、「きちんと伝えなければ想いは決して伝わらない」のは確かだと思う。ま、言うのは簡単だけどね(^^)。

5.追憶のダイアリー

 自分の忘れた過去の記憶を呼び戻すには、そのキーワードになる物を見るか触れるかするとふと思い出す事があると言うのは有名な話だけど、僕にとってそのキーワードとは音楽だったりする。この前、中学生の頃好きだった歌を久しぶりに聴いていると、この歌に夢中だった頃を鮮明に思い出したのでいろいろ試してみたら驚く程思い出せた(をを)。こういうテープとかCDって日記帳代わりになるな(^^)。あと驚いたのは自分の記憶量。忘れたと思っても頭の中のどこかには残ってんだな。うーん。人間の物事の記憶可能量ってどの位なんだろ?結構侮れないかも。

6.言葉の壁

 まあ、留学しているんだから覚悟して無かった方が悪いんだろうけど、取っている殆どのクラスが自分以外全員ネイティブスピーカーなのは辛い。自分はネイティブでは無いし、まだ留学生活もそれ程長くは無い訳だから彼らとスピーキングが互角に張り合えるはずも無いのは当たり前なのに、英語に関する彼らへの劣等感からか引っ込み思案になって他の生徒とまともにコミュニケーションすらとれなかったりする。しかも僕のクラスはグループスタディが中心だからさあ大変。当然外国人だからって容赦してくれる訳も無い。とりあえずインストラクターの講義は何とか聞き取れるだけましだけど、中には「エディ・マーフィーかお前は!」とつっこみたくなる様なマシンガントークかましてくれる人もいる(6割方は聞き取れるけど滅茶苦茶疲れる)。語学学校でノンネイティブと英会話してた頃に感じなかった言葉の壁を今になってひしひしと感じてる今日この頃。

追記:でも慣れってのも怖いもので、この先生と一年間つき合っていたら(別に交際していたワケじゃないが^^;)慣れてそんなに聞き取れないほど速いとは感じなくなってしまっていたり。

7.レディ・ファーストな習慣

 最近レディーファーストを体得(体がかってに動く)しつつある...それだけ。でもはっきり言ってこの習慣って男尊女卑思想の象徴みたいで嫌なんだけど。
 男女平等を掲げてレディーファーストって何か凄く偽善的...って考えすぎか。 
 ま、所詮自由の国アメリカでさえも男女平等は建前にしか過ぎないのが現状だから仕方がないんだけどさ。

8. 祝(?)留学一周年

 この6/23/98でめでたく(?)留学一周年になった。この一年間を振り返るとかなり時間の流れは早く感じたものの、同時に一年前がもう随分昔の様にも感じた。まあ環境の変化がこの一年は激しすぎたっていうせいもあるんだろうけど、この一年で自分にどのような変化があったかと考えてみると....どうなんでしょ(^^)。多分去年よりは幾分は成長(いろいろな意味で)しているんだろうけど自分ではあまり実感が湧かない。いや、もしかしたらまったく成長していないのかも(をい)。
 ...とりあえず来年の今頃は今年の自分と明らかな格差を(悪い意味での格差じゃあ目も当てられないが)自覚出来るようになる...のがこの一年の目標っすね(^^)。

追記:談話室で一年後の結果について言及しています(TT ←なぜ泣く?)。

9. 幻想神話論について

 友人にギャルゲー専門サイト扱いされながらも(^^;)、それでもYahoo! Japanに文学系でも登録してもらっているせいか、ごくたまに古事記関連の記事を求めて訪問して下さった方がいて、喜びと同時にプレッシャーを感じてしまうんだけど、もともと幻想神話論(実はこれがこのHPのタイトルの予定でした)はいまいち納得いかなかった自分の卒論の内容を書き直してどこか人目に付く所に置いておきたいというのがこのコーナーを設ける(もしくはこのHPを作る)きっかけだったりして。
 大学の卒論という事から自分の卒業、ひいては自分の将来がかかっている(^^)という所から、担当の先生の目を気にしてなるべく無難にまとめようとあの時は割合野心的なテーマに対し保身にまわったスタンスで書いていたんだけど、本当はもっと無責任に(^^)大胆な解釈をしてみたいという思いが確かにあって卒論を完成させた時いまいち煮え切らない思いがしていた。んでHPで公開という方法で納得しきれなかった自分の研究を復刻させてみたいというのがこのコーナーの意図な訳だったんだけど。
 今度は完全ににわか研究者の戯れ言という事でもうどういう内容でも自分に不利益を被る事は少ないだろうし(^^)あの時書きたかった事を遠慮なく書く事にしている。で、それで書いた最初のコンテンツが倭建命の話でしたけど...ちょっと個人趣味入りすぎてるかもしんないけどさ(笑)。倭建命=人斬り抜刀斎というイメージなんて僕の先生には口が裂けても言えなかった事だし(^^)。まあせっかくだから今回は悔いの残らないよう暴走気味で叙述したいと思うので読み苦しい文章かもしれませんが読んで戴ければ幸いですね。あと感想いただければさらに幸せみたいな(^^)。

10.歪んだ好奇心は破滅への序曲

 って書くと随分ご大層な感じだけど実際は食べ物の話(^^)。アメリカで見たことも無い物を好奇心の赴くままに買ってしまうととんでも無い目にあう。これはアメリカで一人暮らしを初めて最初に学んだ事だったり(^^)。僕自身元々コンビニとかで変わった物を見かけると、ついチャレンジしてしまうという癖があったんだけど、それはアメリカに来ても同じで、特に異国の地って事で今まで見たことがない物ばかりで(当たり前だけど^^)かなり冒険心をくすぐられていた。が、アメリカはそんな僕の好奇心を受け入れてくれる程甘くはなかったんデスねぇ(涙)。
 もうなんて言うか外した物は日本とは桁外れに不味くて、日本の時は不味いと言いながらも何とか食べられたり(飲めたり)したけど、こっちはもうやばいと言うかインポッシブルな不味さというか(^^)もう二度と自分の味覚に触れさせたくないと頑なに思うような物がごろごろ。流石に珍し物好きな僕でもかなり慎重になっている今日この頃...と言いながらも懲りずに手を出してたりいたりして(^^)。て事で今日は晩御飯のおかずはターキーのレモンソースがけ。いっただきま〜す.....ぐ、これは(涙)。レモンソースが甘過ぎるぞ、をい(号泣)。

11. 先進教育の弊害

 この前アメリカで国防省に侵入した高校生ハッカーに有罪判決が出たけど、これから先どんどん増えそうな気もしないでもない。何せクリントン大統領は12歳からインターネットを教えるつもりみたいだし。
 まあ別に反対する気はないけど(権利も無いし)、何かこれによってハッカーとしての素質を眠らせている子まで起こすことになるんかじゃなにいかなぁと(^^)。少年ハッカーが増えそうで結構怖い。とりあえず心配なのはコピーライト・ロウやプライバシーの侵害とかの教育の強化も徹底するのかってところ。

 

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