記10月分

三村さんが高評価なのはやぶさかじゃないけど…。

2007年10月1日(月曜日)

■楽天編成トップに元広島監督三村氏

しかも、コーチじゃなくてGM候補ですかい。
オリックスでも何度か監督候補に名前が上がってたみたいだし、某前監督と比べて、三村さんは他球団でも評価が高いっすね(´ー`)。

それにしても、楽天が三村氏を招聘ってのは意外ですけどね(´Д`)。
広島−楽天間でそんなツテがあったんかい…と。

ともあれ、個人的には三村氏は高く評価してるし、他球団でこうやって高評価なのは嬉しいんですが、ただこれで嶋を持っていかれるんじゃないかって危惧は出てきたんデスけどね(´Д`)。
   

 

イヤな予想が当たっちまった(;´Д`)。

2007年10月5日(金曜日)

■広島が木村ら6選手に戦力外通告
http://www.nikkansports.com/baseball/f-bb-tp0-20071005-265899.html

そろそろ危ないんじゃないかって予感はしてたけど、本当に岡上と木村一が戦力外とはね…。実際、岡上は代走要因で必要だろうし、木村一にしても、若手捕手が伸び悩んでる以上はまだ切るには早いとは思うんだけどね。

今後の進路は未定って事で、岡上と木村一は2軍コーチ候補って可能性もあるけど、出来れば再挑戦してみて欲しい気はしますけどね(´Д`)。岡上は故障で泣いたけど、木村一は不遇すぎた(´Д`)。
まぁ、実際球団としては倉か木村一かのどちらかってつもりだったのかもしれないけど、打てるキャッチャーとしてのポテンシャルは決して低い選手じゃなかったはず。2003年版の野球ゲームの評価だと、キムカズが正捕手扱いの能力値だったし。

あと、田中、仁部、飯田は年齢を考えたら厳しいのかもしれないけど、梅原はちょっと厳しくない…??
つーか、今のカープのコーチ・監督陣を見てると、いくらプロが自己責任の厳しい世界だって言っても、選手よりもまず指導者の方に怒りの矛先が向いてしまうのはおいらだけですかね(´Д`)?

大事な金の卵を潰してしまったのは、コーチや2軍監督が無能だったって事で、彼らも一緒に責任を取って欲しいんですがね。少なくとも、その位の気概でやってる様には見えない人ばっかりだし。
  

 

都会ってたけぇ…。

2007年10月5日(金曜日)

■都のタクシー 初乗り710円に

広島のタクシーが初乗り500円から560円になるってブツブツ文句言われてるのに、東京は710円ですかい。
まぁ、燃料代の高騰とかである程度は仕方がないかなーとは思うものの、広島人の感覚だと、流石に700円台は引く(´Д`)。

まぁ、高いから乗らない→ますます厳しくなるの負のスパイラルにならない事を祈ってますが。
   

 

市民球場観戦レポート(10/6 対横浜最終戦)。

2007年10月6日(土曜日)

…って事で、広島市民球場今季最終戦、そして佐々岡の最後の勇姿を見届けに行ってきましたっヽ(´ー`)ノ。
今日は仕事だったので30分遅れ位で球場入りした訳デスが、着いた頃には既にお祭り騒ぎでびっくらでした(´ー`)。

・球場入りしたら、何かいきなり勝負が決まってました^^;。
さて、今季最終戦の相手は横浜ベイスターズ。2005年は野村引退試合&黒田の単独最多勝がかかっていた試合にも関わらずやられてしまったという事もあって、また横浜&おそらく先発していると思われる大竹が空気読まない事してなきゃいいけどなーと思いながら入場したら、いきなり1回裏のスコアボードに5の数字が。そして、グラウンドでは吉村をゲッツーに抑えて2回表を終了させた所で、つまり約30分遅れで辿り着いた時には2回表終了で5−0。嶋がバックスクリーンに駄目押しの3ランを決めて、いきなり勝負を決めちまっていたみたいで^^;。

1006_01.jpg (22139 バイト)←球場入り直後。いきなり決まってしまってるし^^;。

・当然の事ながら球場は真っ赤に染まり、歩くも難しいほど。
最終戦&佐々岡の引退試合という事で、今日の市民球場は当然の如くほぼ満員(注:29776人との事)。外野にいたっては超満員すぎて立ち見席どころか、球場内を歩くのも難儀する程の盛況っぷりでした。

今季総決算に相応しい盛り上がりというか、今のカープだとこういった大物選手の引退試合じゃないとこれだけの熱気が望めないってのは、ちょっと悲しいデスけどね(´Д`)。
…つーか、優勝争いさえしていれば、毎年誰も辞めなくても終盤は常にこれだけの熱気に包まれるんでしょうが。

*注:ちなみに、今日でめでたく7年振りに110万人突破なんだそーです(´ー`)。

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                              ↑当然応援団も大集結。

1006_14.jpg (15903 バイト)←勿論25フラッグも。 1006_20.jpg (35110 バイト)

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↑今日はラッキー7もひと味違う。

・最終戦の先発は大竹vs吉見。
今日のカープの先発はやはり大竹で、対する横浜の先発は吉見。

そして、球場入りした時のスターティングオーダーは以下の通り。
カープ:東出(4)、尾形(8)、栗原(3)、新井(5)、前田(7)、梵(6)、嶋(9)、倉(2)、大竹(1)。
横浜:石井(6)、相川(2)、金城(8)、村田(5)、佐伯(7)、吉村(3)、藤田(4)、西崎(9)、吉見(1)。

カープはアレックスの替わりに尾形がスタメンというだけで、特に変化は無しなものの、横浜は石井琢が1番、相川が2番のサプライズオーダー。仁志もいないし、終盤で過密日程になってる苦肉のオーダーって所でしょうかね。

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↑アレックスに代わってスタメンの尾形、佐々岡の為にボロボロの身体を押して出場の前田、そしてもう一人渦中の新井。

・いきなり初回からチャンステーマですか^^;。
初回に5点先制した後の2回裏はラストバッター大竹からの攻撃。しかし、この大竹がいきなりヒットで出塁すると(つーか、打つ気満々の時の大竹のバッティングはかなりいい気がする)、東出のフライを西崎が取れずにヒットとなりまたも無死1、2塁とチャンスを作ると、2番尾形の打席からチャンステーマ2が発動。いきなり2回からチャンステーマが流れたのは初めてじゃないか…と思ったら、一緒に観戦していたkarzさんの御指摘で、なんと初回からチャンステーマが流れてたんだそーで^^;。押せ押せにも程があるというか。

そして、結局尾形は粘りながらも三振してしまうものの、3番栗原が一塁線突破のタイムリーツーベース、更にチャンステーマ1にシフトした所で新井がライト前タイムリーと、観客席でひと際うねる赤波に乗ってもう完全に押せ押せ。それ故か、東出に続いて栗原も暴走気味に本塁へ突撃して憤死したのは、まぁご愛敬って所で^^;。

…しかし、ヨシノリ君は相変わらず粘って粘って簡単には凡退しないガッツは素晴らしいと思うんデスが、結局は最後に力尽きて三振してしまうのが玉に瑕かも(´Д`)。
やはり、いいバッティングセンスはしてると思うので、新たな境地は粘った後で確実に出塁に繋げられる様にって所ですかね。

・お前はやれば黒田にも負けないエースなんだ、大竹。
そして、何かに取り憑かれた様に打ち続ける野手陣に負けず、今日の大竹は序盤からエンジン全開の覚醒モード。勝ち試合で大先輩の花道を開きたいという気迫を隠すことも無く前面に押し出し、黒田にも負けない直球をバシバシと内角に決めてました。

それでも時折ヒットを打たれたり、村田には死球を与えたりしてましたが、味方の好守にも助けられ、要所で踏ん張る抜群の安定感で、1発はともかくズルズルと繋がれてしまう不安は感じさせませんでした。そんな中、唯一のピンチは6回表に呉本がレフト前ヒットを打たれたのがきっかけでボール先行になり、東出のエラーもあって1死1、2塁でバッター金城という場面を迎えてしまた時で、流石に無失点って訳にはいかないかなーと思っていたら、カウント1−3からファーストゴロゲッツーでまさかの(失礼^^;)無失点。これまでの好投で流れも完全に引き寄せてたみたいっすね。

…って事で、今日の大竹は正に誰にも止められねぇって感じでしたね(´Д`)。球数も去年の黒田に負けない省エネピッチングで(7回投げきった時点で80球も投げていなかった)、最後まで投げていたら、2試合目の完封勝利もあったんじゃないかと。

と言うか、野村2000本安打達成試合の時に登板した時もですが、こういった特別なゲームだと人が変わりますな、大竹は(´Д`)。あの時も今夜も、マウンドに立ってるだけで威圧感というか、エースと呼ばれる投手が持つ独特の迫力が感じられるので、ストレートの力が普段よりも遙かに強烈に感じられるのかもしれませんが。

そんな訳で、相変わらず味方のエラーや、ちょっと安打を打たれただけで一気に崩れてしまう弱さも見えた反面で、気迫のこもった強気の大竹なら全く負ける気がしないのも事実。佐々岡、それに黒田と先輩エース達の前で見せた今日の投球内容と気持ちは忘れないで欲しいですねぇ。

あとは、やっぱり大竹−倉バッテリーは流石っすね。
今や黒田−倉の時にもひけを取らないし、大竹に逃げ道を与えずに内角へズバズバと投げさせてねじ伏せていくアグレッシブなスタイルは、見ていて実に爽快。
正直、もう石原に見習えって言う気はないです。来期以降も大竹の登板日は固定しちゃったらどーですかね。懸案だった倉の打率も、今季は.270以上残った訳だし。ちょっと盗塁阻止率の低さとエラーは気になるものの、これだけリード出来る捕手で.270打てれば充分じゃないかと。

1006_08.jpg (13877 バイト) 1006_09.jpg (12101 バイト)←今日の大竹は、正にエースそのもの。

・去年に続いて、再び同期の引退に涙を流した前田。
浅井の引退試合となった去年の最終戦では、尋常じゃない気迫で涙を流しながらの大活躍を見せた前田ですが、今日引退する佐々岡も同期入団という事で、大竹に負けない気迫を見せてました。

打撃では栗原が放った先制タイムリーに続いて中押しタイムリーを放ち、守りでは4回裏に大竹が村田に死球を与えて2死1、2塁という場面で佐伯の放ったレフトフライをランニングキャッチ。更に5回裏では吉見の死球を受けてダウンし、その後ベンチに下がったのを見た時は、おそらく大事を取って廣瀬辺りと交代かな?と思っていたら、数分間の治療時間を経て再びグラウンドへ。

おそらく疲労が限界に近いのではという中で(4回に捕球した後で、しばらくその場で膝を落としていた)、更に手と顔に当たってしまった死球の痛みに耐えてまで最後まで残り続けたのは、ひとえに佐々岡の最後のマウンドをグラウンドで見届けたいという強い想いでしょうね。
試合終了後、マウンドで佐々岡と抱き合って涙を流す前田の姿には、思わずもらい泣きでした。
本当に不器用で真摯で、誰よりも友情に厚くて…泣かせる侍ですね。

でも、去年引退した浅井も佐々岡も、前田に対する思いは1つだと思います。「お前はまだ残って、山本浩二、そして衣笠を超える日まで打ち続けろ」…ってね。

1006_64.jpg (12224 バイト) 1006_65.jpg (12778 バイト)←去年と同じく、今年も泣きじゃくった義の侍、前田。

・集中の糸が切れ始めていた吉見を投げさせたのは監督の責任、しかし…。
ともあれ、前田にぶつけた死球が原因で危険球退場となった吉見ですが、これは二桁安打、7失点しながらも投げ続けさせた大矢監督の責任でもあるとは思いますけどね。すっかりと緊張の糸が切れた矢先での暴投だったのかもしれませんし。

ただ、やっぱり当てた相手が悪かった、というか、カープファン的には最もぶつけて欲しくない前田への危険な死球だっただけに、大量リードにも関わらずマジギレする観客多数の、その怒りは尋常じゃありませんでした(ただ、だからってスタンドに物を投げ込むのはやめろと言いたいけど)。

お陰で、今日も吉見交代時にオフコースの『さよなら』が流れましたが、賛否の激しいこの演出も、今日ばかりは「それやめぇや!」って声が聞こえなかったりして^^;。

・今季のトリを務めるフラッグはかぶり物集団。そして…。
さて、5回裏のスライリーは、「真っ赤におもう日」として配布された4枚の「おもう」ポスターを合わせたボードを使ってパフォーマンスを見せてました。

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そして、馬やら鯉やらの被りものをした有志達による今季最後のフラッグ応援隊が一周した後は、佐々岡の息子さん達を中心とした子供達による、佐々岡の功績を労う横断幕が広島ベンチへ向けて掲げられました。
…まぁ、今日は至る所に佐々岡ボードが舞ってたんですけどね^^。特に1塁側A席とか。

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↑フラッグ応援団のトリは、被り物集団^^;。

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↑佐々岡の息子さん達によるフラッグ。

1006_31.jpg (38387 バイト) とにかく、今日はいたる所で佐々岡のボードが乱舞してました。

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そしてもちろん…。

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新井の為にも赤く染めたんですけどね…。   1006_45.jpg (16169 バイト)

・今日は最終戦名物の代打攻勢は無し。明日に配慮?
ゲームが進んだ6回裏、9点差の大量リードで先頭打者も大竹という事で、そろそろ最終戦名物となる、代打攻勢で全員出場展開が始まるかと思えば、大竹がそのままバッターボックスへ。
その後も、結局代打は8回裏の齊藤の時のみで、やや拍子抜け気味。
まぁ、明日が正真正銘の最終戦だし、全員出場の代打攻勢は明日ですかね?

・今日のラッキー7は横浜の応援歌が。
今日の7回表、横浜ベイスターズのラッキーセブン時には、横浜応援歌の『熱き星たちよ』が流れる小サプライズが。おそらく交流戦以来じゃないですかね。
…と言うか、これって来年からはずっとやったらどうですかね。相手チームの応援歌が聴けるってのは、ホームのファン的にも悪くはない心遣いですよ。各本拠地で全球団が使用する事になったら、使用料も相殺で済むんだろうし。

まぁ、阪神&巨人相手の時は知らないですがね(´Д`)。

・取っちまったよ、新井のホームランボール^^;。
7回裏、先頭打者の新井が出てきた所で、先週配布された25番ボードを取りだして応援しようとした矢先、新井が放った大きな飛球が頭の上の方へ飛んできて…またもゲットしちまいました^^;、7月の小笠原の18号に続いてとなる、今季2個目のホームランボール。
その後は、周囲で撮影&触らせての希望者が多数のミニ鑑賞会となってしまいました^^;。

1006_34.jpg (13420 バイト)←現物。

という事で、勿論嬉しいことは嬉しいんデスが、個人的にはこれで今年の運を使い果たしていない事を祈りたいデスがね(´Д`)。
あとは、これが新井のカープ時代に市民球場で放った最後のホームランボール、という曰く付きにならない事も…ね。

・ようやく見られた、赤いハンカチ王子。
さて、佐々岡コールが鳴りやまない中で8回から登場したのは、赤いハンカチ王子こと、齊藤悠葵。
見るのはオープン戦以来となるので楽しみでしたが、制球が定まらずにボール先行で、1回を投げてノーヒット1四球無失点の内容。

見た感じだと、打ち損じが多いだけに球の威力は増している印象は残ったけど、やはり二軍スタートの要因になった制球力はまだまだって感じですかね。元々ペローンと同じく、力よりも制球の妙で抑えていくタイプなので、今オフのキャンプではしっかりと鍛えて欲しい所。

1006_32.jpg (14885 バイト) 1006_33.jpg (10405 バイト)←貴重な左の期待の星ですから。

・最後の最後で間に合った緒方。
8回裏、先頭打者の倉がヒットで出塁し、打順がライトバッターの齊藤に回った所で告げられた代打は、遂に一軍復帰を果たした仕事人、緒方孝市。主役を前にして、場内は大歓声に包まれました。
しかし、結果は残念ながら最悪のゲッツーだったものの、ベンチに戻る時にも拍手は鳴りやまず、来期の復活を期待する声は未だに健在という事を示してました。

1006_35.jpg (7002 バイト) 1006_36.jpg (8187 バイト) 1006_37.jpg (4373 バイト)←緒方にとっては不本意すぎる数字。巻き返しに期待。

…やはり、ファンとしても緒方も出来れば新球場に選手として立たせてやりたいですしね。
残念ながら佐々岡は叶いませんでしたが、せめて前田と緒方はね…。

1006_38.jpg (7230 バイト) 1006_13.jpg (8798 バイト)
↑巻き返しと言えば、あんたら二人もだ。頑張れ。

・佐々岡の最後のマウンドは、あれで結果オーライじゃないかと。
9回表、緒方にリリーフで告げられたのは横山。
…どうやら、1回登板じゃなくて、ラスト1人になるみたいっすね。

そしてその横山が2人を無難に抑えた所で、盛大な佐々岡コールに迎えられて、3万人近くの観客が待ち望んだ今日の主役である背番号18番、佐々岡真司がリリーフカーに乗らず、ブルペンからダッシュで登場。万雷の拍手で迎えられました。

1006_39.jpg (6008 バイト) 1006_40.jpg (14954 バイト) 1006_41.jpg (12147 バイト) 1006_42.jpg (9306 バイト)
↑遂に来ました、我らが18番、佐々岡真司!
1006_43.jpg (40592 バイト) 1006_44.jpg (38171 バイト)
↑既にスタンドは狂乱の渦。右は創建ホームの有志の横断幕だそーで。

1006_49.jpg (8833 バイト) 1006_48.jpg (10369 バイト) 1006_47.jpg (12666 バイト) 1006_46.jpg (12420 バイト)
↑真剣勝負で行きましょう、と声をかける倉。

その佐々岡の最後の相手となったのは、横浜の主砲、村田。ここで最後に村田を三振で討ち取って終わると誰もが思っていたものの、しかし佐々岡も最後のマウンドで万感の思いにかられたのか、ストライクが入らずにボール先行、そして1−3となった所で投げた高めのボール球をレフトスタンドの場外まで飛んでいくんじゃと思わせる、特大の第36号ホームランを打たれてしまいました^^;。
しかし、それで気持ちが吹っ切れたという佐々岡は、次に代打で出てきた鈴木尚を三振に討ち取ってゲームセット。まぁ、10−0で村田に打たれたのは余計かもしれないですが、それでもらしいと言えばらしいんじゃないですかね。
むしろ、今年のホームランキングにあそこまで持って行かれたのなら、佐々岡も悔いが残らずに納得じゃないでしょうか。広島の球団関係者からは「打ってもらってもいい」と言われてたらしいし、捕手の倉もマウンドに上がった佐々岡に「真剣勝負で行きましょう」と声をかけたって事で、その結果だと思えば。

それになにより、村田にとっては単独のホームランキングがかかった重要な打席。そこで全力で仕留めたのなら、佐々岡も本望じゃなかったかと。老いたエースが次代のホームランキングによって引導を渡されるというのも、それも勝負の世界に相応しい幕引きじゃないですかね(´Д`)。

1006_50.jpg (20143 バイト) 1006_51.jpg (8533 バイト)←ともあれ試合終了お疲れ様&前田と抱き合う佐々岡。

・敵ながら、実に面白い燃える男、村田。
その打った村田、どうやら四球は防ごうと振ったのが特大のホームランになってしまったのが真相らしく^^;、「こんなに辛い思いは初めて」と、ダイヤモンドを回りながら泣いていたみたいですね。
当然、カープファンにも「空気読めや!」とのブーイングもこだましたものの、試合後のセレモニーで横浜ベンチの前で待っていた村田が佐々岡の元へ寄って謝っているのを見て、先日の鈴木健のファールフライをワザと逃した時の事を思い出しながら、「やっぱり、面白い奴だね、あいつも」と評価が一転しました(´ー`)。その後、「打たれて吹っ切れた、気持ちよかった」と声をかけたらしい佐々岡の人柄も素晴らしいですが。

個人的には、村田という選手はワイルドな風貌や、以前にテレビで食卓に肉がないと不機嫌になるって奥さんが苦笑いしてたのを見て、「野獣の様な男だね」とか思ってたんデスが、なかなか粋で繊細な男気もあるみたいで、これからは敵チームの主砲とは言え一目置きたいなと。

ともあれ、打ってしまった以上は単独ホームラン王のタイトルを取ってやってください。巨人ファンが打たれた佐々岡を罵倒してたけど^^;、取れればカープファンとして祝福します。つーか、無欲状態だったからなのか、あのボール球をよく打ったよ。

1006_72.jpg (9496 バイト)←多分、この裏でやりとりしてたんじゃないかと。

・カープ一筋18年のエース、佐々岡。
試合終了後は、もちろん専用の手作り感溢れる特大お立ち台による引退挨拶。
飾りっけは一切無く、はっきりとシンプルに家族に球団関係者、チームメイトに対戦した横浜ベイスターズ、そしてファンへ噛みしめる様に感謝の言葉を述べていく姿は、佐々岡の誠実な人柄を良く現していました。

1006_54.jpg (11632 バイト) 1006_55.jpg (9295 バイト) 1006_56.jpg (9813 バイト)
↑まずは電光掲示板で佐々岡の野球人生を振り返った後で…。
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1006_59.jpg (15744 バイト) 1006_60.jpg (11674 バイト) 1006_61.jpg (10680 バイト)
↑カープ、ベイスターズの選手が全員勢揃いする中で、飾りっけの無い言葉で挨拶していく佐々岡。

そして、最後の「来年カープが優勝するためには、みなさんの声援が必要です。これからも今日みたいにスタンドを真っ赤に染めてください」と締めくくる姿には感激しました。
最後の最後までチームの為に、これこそカープ一筋18年のエースってもんです。

…って事で、佐々岡にそこまで言われたら、勿論来期応援に来るっきゃないでしょ、普段は来ないけど最後だからとスタンドを埋めた半数の皆さん^^?

でも、最後のスタンド一周の時に思わず叫んでましたが、選手としてはこれで引退としても、今度は次代を育てる指導者として、あなたの力がカープにとって絶対に必要なんですよ、佐々岡さん。これだけみんなに慕われ、そしてエースとしてチームを優勝へ導いた事もある、投手陣の精神的支柱になれるあなたの力がね。

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↑挨拶後は、息子さん、黒田、そしてベイスターズの選手による花束贈呈。

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↑その後は、グラウンドを一周してのボールの投げ込みで、ファンに手を振る佐々岡。

1006_70.jpg (11651 バイト) 1006_71.jpg (9560 バイト)←預かった花束で両手が埋まったボールボーイ^^。

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                            ↑戻ってきた後は胴上げ。

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                       ↑息子さんと共に記念撮影。                      

・今日の展開は、まるで今年の罪滅ぼしですかね。
ともあれ、結果的には17安打で10点の猛攻(おしくも梵がノーヒットで先発全員安打にはならず)で、投げては大竹が完璧にゲームを作った今年でも1、2を争う好ゲームとなり、佐々岡の最後を飾る為だけでなく、まるで期待を裏切り続けたカープファンへのせめての罪滅ぼしの様な試合でしたね。

最後のボール投げでは、マーティーがライトスタンド前までやって来て、投げる前に帽子を取って一礼してましたが、それを見て出てきた言葉は、やっぱり「来年こそは頼むぞ、マーティー」でした。

1006_80.jpg (9779 バイト)←来年こそはマジで頼むよ、マーティー…。俺はあんたの胴上げが見たいんだ。

…まぁ、これだけの展開が出来るのに、どうして最下位を争っているのか、については改めて問いかけたいものがあるものの^^;、「やれば出来るんだ」って希望を見せてくれただけでも良しとしますかね(´Д`)。少なくともポテンシャルとしては可能性がある事は分かったんだから、球炎で小西氏が述べていた通り、あとはいかに風通しの悪くなってしまったベンチをオープンに出来るか、じゃないでしょうか。現状でその役目に一番向いているのは、緒方と倉辺りじゃないですかね。チームの為に敢えて悪役になれるのも。

最後は、恒例の選手全員によるサインボール投げ入れ。1006_78.jpg (24848 バイト)

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↑前田様、本当にお疲れ様。↑こっちはしっかり頼むぞ、倉。

1006_83.jpg (16771 バイト)来年こそは頑張ってな。

ともあれ、名残惜しいけど、これで今季の観戦は終了。
トータル成績は、11勝12敗の借金1と、まぁチーム成績を考えたらそんなに悪くない数字なのかもしれないけど、やっぱり交流戦からの6連敗が痛かったですねぇ(;´Д`)。

…って事で、次のレポートはファン感謝デー…になりますかね^^。

P.S:
まさか、次の日の神宮で今度は新井が空気読まずに打ちまくるとはね^^;。
笑った。

■おまけ1:今日のスライリー。

1006_79.jpg (12124 バイト)←あまりにもテープの量が多すぎて片付けを手伝うスライリー^^;。

■おまけ2:試合後の球場。

1006_85.jpg (24248 バイト) 1006_86.jpg (20168 バイト)
↑正に祭りの後って感じで静かでした。
  

 

まぁ、これが今の球団の現実って事やね。

2007年10月10日(水曜日)

■FA権取得の広島新井が球団と話し合い

去年のオフで黒田が残留会見した後、新井は黒田から「一緒にやろう」と言われて、自分も生涯広島宣言とも言える発言をした事が報じられてから約一年。新井はあれだけ真っ先に強調していたチームへの愛着という言葉のトーンを下げて、他球団の評価を聞いてみたいと強調し、また黒田もメジャー挑戦か残留かで再び白紙状態。

…まぁ、悲しいけどこれが今の球団の現実って奴っすね(´Д`)。

二人の思いで共通しているのは「優勝を味わってみたい」であり、これに対して日記で「優勝を経験させてもらうんじゃなくて、自分の力で優勝に導くのがエースや4番」とも書いたけど、今年の成績を見る限りでは、現状のカープじゃ黒田が20勝して新井が3割60本140打点の成績を残したところで、優勝どころかAクラスにも入れないって事を証明しちまったし(´Д`)。
…んで、将来への光明となるはずの高校生ドラフトは、正視も出来ないありさまで。

ただ、こんなに長い低迷期を作ったのは無能なフロントだろうけど、こんな弱いチームで一生を終わりたくないと思い、更に球団にチームを強くしようという意志が本気で感じられない事に絶望して見限った場合、ファンとしては割とどうしようも出来ないんデスよね、実際の話。情に訴えたってお門違いってもんだし。

まぁいずれにしても、地元出身で野村謙二郎や大下剛史の後輩で、そして「カープでやりたい」という強い意気込みを買って入団させた新井が、FA移籍への道を選ぶとしたら、それはどれだけ今の球団が腐って病みきっているかというバロメーターですわな(´Д`)。いくら金本の信奉者だからって、ファンの意識としては、本来最もFA移籍って言葉が遠い選手のハズなんだから。

…もしかしたら、その事にようやく気付かせる貴重な代償になるかもしれませんがね(´Д`)、このままだと。

それでも気付かない様なら、全てを諦めて昔の様にFAした選手を一切引き留めせずに送り出すか、ファンの力って奴で厳しく追及して、オーナー及び幹部連中を追放してしまうしかないんだろうけど。

実際、どんな球団も黄金期や暗黒時代はある訳だけど、カープの場合は悪い意味で安定しちまってるんですよね。一切のリスクを負う事を恐れて、赤字が出るくらいなら最下位でも構わない。観客動員が減ったなら、その減った範囲内でやりくりするまでで、その為にドラフトの目玉争奪戦にも加わらず、FAを迎えた有力選手を手放すのも仕方がない…ってな感じで。
だからと言って、球団存続を賭けた大バクチを打て、とまで言う気はないけど、例えば地元の有力企業から補強費の寄付を集めて回ってみるとか、広島カープの名前を利用した新しいビジネスモデルを考えるとか、もっと柔軟に出来ないもんですかね。
   

 

色モノ球団路線に突っ走りですか…。

2007年10月13日(土曜日)

■赤ヘル打線強化へ“けん玉トレ”!?

まぁ世の中、何がきっかけになるか分かんないし、黎明期のカープは貧乏だったから、どんな藁にでも縋って色々試してたみたいだしで。
実際の話、本当に効果があるのかどうかについてはそれなりに興味が無い訳でもないものの、ただやっぱり小手先感は否めないっすね(;´Д`)。

…つーかぶっちゃけ、トレーニング効果よりも、新グッズのプロモーションを優先させてる様にしか見えないのが終わってるというか(;´Д`)。

まぁ、それならそれで別にいいんデスけどね(´Д`)。勝負じゃなくてパフォーマンスとか企画ものとか、エンターテイメントの方向で生きていくつもりなら。
ただ、その路線で行くならとりあえずフェルナンデスは倍の年俸でオファーと、福井は呼び戻すベッキーとは思いますがね(´Д`)。ついでにアニヤさんも呼んできてサンタクロースの格好させて、プレゼント袋に入ったサインボールを投げ込んでもらうとかさ。当然、マーティーは毎試合猛抗議&ベース投げ実演。時にはフェイントで投げなかったりのバリエーションで飽きさせない様に。

…みたいに、本当にイロモノになってしまったら流石に絶望してしまうので、まずは真面目にチームを建て直す事を考えてくれませんかね?

あと、オーナーは頼むから口出すな。
あんたの仕事はマーティーが思うようなチーム編成が出来て動きやすい様にサポートする事の他には、後方から激励してるだけでいーんだから。
   

 

それじゃ、あんたは…。

2007年10月14日(日曜日)

■給油反対は「テロリストだけ」

そんな発言を軽々しく公共の電波でやってのける中谷のおっさんは、言葉のテロリストって所か。年金だけじゃなくて失言でも相当逆風になってるのに、自民党の連中は破滅願望でも持ってるんですかね?

そもそも、そんなに頑張って尻尾振ったり貢いだところで、相応の見返りなんて返しちゃくれないだろうしさ。友情だのなんだのでの支援なら、金が有り余ってる時にやんなってばさ。
   

 

生産者と消費者

2007年10月18日(木曜日)

■奈落の底はご免や!宮崎オーナー、広島・新井獲り大号令

大型補強はいいけどさ、刈り取って消費してばかりじゃ先細るだけですよ、とは進言したいデスけどね。今や巨人と同じ穴のムジナに成り下がった金満球団と、そしてナペツネと同類になってしまった阪神オーナー様(´Д`)。

*ちなみに、Yahoo!の見出しは、虎「お金あります」福留獲りへ

しかもデイリーの飛ばし記事には濱中をトレード要因にするとか言ってるし、優勝はしたけど相変らず人気は低下している巨人の二の舞になりたい訳デスか。

まぁいーけどね。10数年前の阪神が好きだった人なんて、もうそんなにいないだろうし(´Д`)。
    

 

日本ハムvsロッテのCS中継見てたけど…。

2007年10月19日(金曜日)

ここ最近は、地上派で放送されていた日ハムvsロッテのCSシリーズ第2ステージを見てました。別に日ハムのファンでもロッテのファンでもないけど、ノムさんの解説が聞きたくて見ていたものの、パリーグの頂上対決は見応えがありましたねぇ(´Д`)。

最終戦は成瀬が早めに打ち込まれてしまってちょっと拍子抜け気味だったものの、全体的にグダグダ感が無くてスピーディーなのが良かったっす。内野守備とか見ていても、動きの一つ一つが無駄が無くて綺麗で、普段はカープばかり見ているおいらには、「これがプロの動きだよなぁ」と今更感じさせられたり。

ともかくチームのファンっていう思い入れを抜きにしても、純粋にプロ野球の試合として面白かったっす。どっかの外人監督に「うちの二遊間は荒木、井端コンビと遜色なくなった」なんて世迷い事と共にすっかりと舐められてた中日のあらいばコンビもですが、こういった鮮やかなプレーでチームの垣根を超えてプロ野球ファンを魅了できる選手ってのは羨ましい限りっすねぇ。

また、ゲスト解説者の野村監督の解説が実に面白かった。
同リーグの現役監督だからってのもあるんだろうけど、野村スコープは相変らず的確で、笑える位に読みが当たってたのは流石の一言。一応年齢的なボケはきているのか、選手の名前とか突然失念したりして、実況にフォローされながらではあったけど、その読みの鋭さはまだまだ健在でした。
果たして、古田にここまでの解説が出来るのかについては楽しみではありますがね。
   

 

カープ関係(+2)のプロ野球雑記。

2007年10月25日(木曜日)

ここ最近はひたすらに忙しかったので日記更新しなかったけど、その間に起きた話題について雑記を。

・内田コーチ復帰おめ♪

■内田氏、植田氏が広島復帰
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071024-00000016-nks_fl-base

今期終了後のカープはマトモな話題が無かったけど、ようやく明るい材料が(´ー`)。小早川コーチをクビにしてないのは引っ掛かるけど、どうやら、嶋も本腰入れて復活させる気みたいっすね。バッテリーコーチの必要性もようやく真剣に考え始めたみたいだし、あと必要なのは、有能な2軍監督とピッチングコーチか。
ぶっちゃけ今のカープの首脳陣では、仮に福留やら現役のメジャーリーガー獲ったって無駄だと思うけど、逆にしっかりした指導者を補強してくれれば、万が一黒田と新井が抜けても、まだ希望は持てるんですけどねぇ。まだまだコーチ陣の補強の手は緩めて欲しくない所。

…ともあれ、内田コーチには嶋の復活だけじゃなくて、是非とも喜田をブレイクさせて頂きたい。

・別に黒田の真似をする必要は無いと思うけど…。

■広島・新井、特権いらん!「FA宣言イコール移籍」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071025-00000036-sph-base
■広島・新井が注目発言!FA宣言したら移籍の可能性「高くなる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071025-00000025-sanspo-spo

個人的には、むしろFA残留して欲しいかなーとは思うんデスけどね(去年の黒田の時も思った)。FA宣言なしの残留は美談だけど、逆に「保留」でもある事だし、毎年のオフに心配させられるってのも精神的に厳しいものがある…ってああ、もしかして黒田も新井もそうやって球団に一切の緩みを許さずにプレッシャーをかけ続けるって腹づもりですか。それなら仕方が無い。ファンも協力しましょう。

…だといいけどなぁ(´Д`)。

来年は市民球場最後の年だし、その次は新球場オープンって事で、チーム状態に関わらずある程度の需要は見込めるでしょうが、今の状態では5年後は全くの闇なのは間違い無い訳で。

・なんか、阿部君との交渉が難航中らしい。

■広島、1巡目指名の安部と2度目の交渉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071021-00000020-nks_fl-base

安部君はソフトバンクが囲い込んでるって噂もあるけど、もしかしたら、今期は最悪外れ一巡にも蹴られてしまいそうですな(´Д`)。正に泣きっ面に蜂。
どうせ、大学・社会人で加藤君を指名する甲斐性なんて無いんだろうし、スカウトの責任は重大ですぜ。とりあえず、安易に辞めろというつもりは無いけど、改善の可能性が無いならばっさり行って欲しい所。

ああ、囲い込む金が無い?
…ならしょうがないね(´Д`)。だったら尚更、優秀な目を持ったスカウトを呼ぶベッキーとは思うけど。

それと、最近の球団には、「金が無い」じゃなくて、「集める方法を考えろよ」とは言いたいですけどね(´Д`)。今の日本プロ野球の人件費って市場規模を考えたら健全とは思わないけど、それでも、現状レベルで他チームと互角に戦ってく為の相場ってものがあるんだしさ。

広島カープは唯一の完全独立採算なんだから、他チームと比べて観客動員数の重要性が最も高いって事を忘れちゃダメです。才能があるけど無名の選手を育てて、一流になった所でFAで手放してって流れを、「これもうちの独自色」と諦めてる人も時々見ますが、それだと長続きしません。

何度でも言うけど、広島カープは献身的に応援するコアなファンだけでやっていける程の規模は無いです。実際、広島のプロ野球ファンのシェアは巨人ファンと広島ファンがぞれぞれ同じ位で、後は阪神ファン、他球団ファンと続く…ってデータを見た事があるし、地域密着が強いとか言われながらも、広島人の殆どが広島カープを応援してるのかと言われると、結論で言えば”否”です。
つまり、ミーハーな人が多いって事だろうし(´Д`)、名前だけで客を呼べる選手はどーしても必要だとは思いますけどねぇ。

勿論カープは地域密着性の高さが魅力ですが、だからと言って「それに溺れんな!」とは声を大にして言いたいです(´Д`)。心の底では、「応援してくれないのが悪い」とか思ってんじゃないのかと問い詰めたい所ではありますが。

…つーか、「充分な金さえ集まれば加藤を命懸けで獲ってくるから、寄付してくれ」みたいな事を言い出すなら乗るけどね(´Д`)。

・高津にはフラれちまったらしい事について。

■高津“最後のひと花”返り咲く…再びメジャー視野に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071024-00000008-ykf-spo

年俸が1,500万ってのはさすがに失礼というか、虫が良すぎるだろうと思ったけど、コーチ兼任が嫌なら、まぁ仕方が無いですわな(´Д`)。高津−永川の豪華ならぬ業火リレーに託すのは、さすがに心臓に悪いし。
…ただ、カープ球団は他球団のベテラン選手を招聘する時は、もっと礼儀というか誠意って言葉を覚えるべき。ぶっちゃけ、同水準の年俸(推定5,000万+出来高)か、最低でも3,000万+出来高でMAXが5,000万って水準で交渉しないと、誠意とは感じてもらえないんじゃないですかね(´Д`)。

…って事で、あんな形で戦力外を通告したヤクルトのフロントもだけど、カープのフロントも同レベルっすね(´Д`)。ちょっと他球団ファン前で恥ずかしいので勘弁して欲しいですが。

ちなみに、資金が足りないってのは聞きませんよ(゜Д゜)?佐々岡の分を回せばいいだけだし。
それに、多分客寄せ効果を考えても(普段は客が入らないヤクルト戦での観客動員数の上昇が見込めるのと、引退試合の開催権も買う事になるんだし)、現状維持で元は取れる数字だと思うので。

・モウロクしてんだから、もう出てくるなよ…。

■巨人渡辺会長「CSくだらん」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000045-nks-base

CSって、元々弱体化した巨人が常に優勝争い出来る様に為に作った制度って事をすっかり忘れてますか、このモウロクじーさまは。それで墓穴を掘ったからって、逆ギレカッコ悪いと言わざるを得ないというか(´Д`)。そもそも、プレーオフに一番反対していたのは今回優勝した中日ドラゴンズだし、落合監督が言うならカッコいいんですがね(´Д`)。

それともう、良くも悪くも猛威を振るっていたナベツネのじーさまも、一場のスキャンダルを境に負け組へ転げ落ちて、もう昔の様な力は無いってのは自覚すべきかと。やる事なすことが悉く空回りってのは、完全に引退しろって天命では?

・今年の日本シリーズはそれなりに楽しみ。
パ・リーグのクライマックスシリーズは日本ハムとロッテがいい勝負をしていたけど、セ・リーグは中日の強さが際立ってましたな(´ー`)。去年は短期決戦での弱さがモロに露呈していたけど、今年は福留がいないにも関わらず、ここまでは見事に払拭してるみたいで。
新庄、小笠原、岡島達が欠けても総合力で磐石の強さを見せつけた日ハムと、福留を欠きながらもここ一番では圧倒的な強さを見せた中日の対決ってのは、どっちのファンでもないけど楽しみではありますねぇ(´ー`)。

…ただ、マトモに狙った所へ球が行かなくなった中田を無理に引っ張って、一番肝心な場面で二岡と勝負させたり、8回裏からの岩瀬リリーフを3試合連続でやってみたりなどの采配がいずれも成功してるってのは、なんだかカープファン的には皮肉な話ですけどね(´Д`)。もしかしたら、そこが優勝経験のあるチームと、万年Bクラス状態のチームとの違いなのかもしれないですが。

それと、このクライマックスシリーズは、正捕手の谷繁がキーマンになってたってのが大きいんでしょうけどね。相変わらず落合監督は「調子のいい選手から使っていく」をやらないみたいだから、ハマるか心中かの二択に変わりは無いとは思うけど。特に、平田をどうするのかってのは見ものですね。
    

 

今月買って来たゲーム:バーチャロン(セガエイジス2500シリーズ)

2007年10月−−日(−曜日)

ちょっと暇になってた時に、いつの間にか売られたいたのを見かけたので購入。
その後で他の店も見てみたけど、どうやらすっかり忘れられているんじゃないかって位に入荷されてませんな(´Д`)。
手間がやたらとかかってる割に、本当にこのシリーズは報われないというか。

閑話休題。

ともあれ、本作はようやく出たバーチャロンの完全移植版です。1996年にアーケードで登場して以来、セガサターンやらPC用も多数のバージョンが出ましたが(フォグ機能追加のPowerVR専用なんてマニアックなのもあったり^^;)、多分、このエイジス版が決定版ではないかと。個人的にサターン版は結構やり込んだけど、やっぱりステージの作りこみとか全然違います。

ただ残念ながら、PS2用のツインスティックは無いので、100%の形でアーケードを楽しめるのは厳密に言えば無いんでしょーけどね(´Д`)。ファンアイテムなので同梱版でも売れば良かったのに。

…またも閑話休題。

とは言え、M2謹製だけに作りこみは大したもの。オリジナルの再現度だけで無く、操作系もPS2オリジナル(ツインスティックをL3とR3に見立てる)、サターン用と選べる上に完全にカスタマイズ可能だし、BGMもアーケード版とサターン版の選択が出来る上に(サターン版の方がCD−DAだったので音質上がってる)、サウンドテストが実装されてる至れり尽せり。
オリジナルのファンなら、確実に満足出来る出来じゃないかと。

不満点としては、アレンジモードが小手先程度な感じなのと、サターン版にあったクイックコンティニューが無いのでコンティニューの手順が面倒って事(キャラクターセレクトと出撃デモを毎回見せられる)、それとサターン版のオープニングムービーも収録して欲しかったですね。

…ただまぁ、ギャラクシーフォース2の時にも書きましたが、結局はファンアイテムなので、思い入れの強い人向けというより、そういった人限定って所ですかね。何も知らない人がいきなり買って来ても、「古臭いゲームだな」で終わってしまうのかずオチっぽいし。

個人的には、サウンドテストが実装されてるだけで元は取れましたが(´ー`)。マニュアルの開発記の修羅場っぷりも楽しめましたし。出来れば、ついでにオラトリオ・タングラムも出して欲しい所ではあるんですけどね。

何だか次のナイツでエイジスが一区切りしそうなものの、モデル3のシリーズも出して欲しい所で。

■総合評価:(10段階評価)
・グラフィック:7(今見ると古臭いものの、再現度は抜群)
・ストーリー:5(アーケードゲームだから仕方が無いんだろうけど、エンディングがもうちょっと…)
・サウンド:8(テクノ系全盛だった当時は原点回帰として評判だったゲームミュージック。今聞いても充分なクオリティ)
・操作性:8(操作系が多彩でカスタマイズ性は高い)
・ゲームバランス:7(アーケードの完全移植だけに難易度は高め。つーかラスボスが厳しいし)
・お買い得感:6(まぁ、サウンドテストだけで元は取った気分)
・総合:7(完全なコレクターズアイテム。思い入れがある人はどーぞ)
・プレイ時間:1プレイは20分程度。
    

 

来期のコーチングスタッフ決定(´Д`)。

2007年10月30日(火曜日)

■2008年度 コーチングスタッフ決定
http://www.carp.co.jp/hedline_flame/12_f.html

結局、内田コーチと植田コーチが加わった以外は、全員残留ですか(´Д`)。
内田コーチが小早川コーチの補佐とかじゃなくて、一軍、二軍のどちらの選手も対象とした打撃統括コーチとして権限を与えられているらしいって事と、長年西武にいた植田コーチの手腕に期待する事を除けば、正直がっかりです(;´Д`)。
特に2軍監督の責任を問わず、更に投手コーチを全く補強していないのってのは、本当にチームを強くする気があるのかどうかと問い掛けたい所ですがね。ただでさえ佐々岡さん引退でベテランが減ってるっていうのに、本気で何を考えてんだか。

ただまぁ、ブラウン監督と同じく、コーチ陣も3年ひと区切りで見るのなら仕方が無いのかもしれないし、誰もが最初は未熟者って事で、来期は成長の跡でもあればいいんですが…。

個人的には、来期はあんまり期待しないで見守るとしますかね(´Д`)。
大竹がそろそろエースらしくなってくれるのかとか、内田コーチ復帰で嶋が復活するかとか、喜田がどこまで伸びるのかとか、前田健太がそろそろ一軍デビューとなるのか、とか楽しみはそれなりにあるし。

しかし、負けた時の弁明に「精神的な問題」と発言するごとに罰金ってルールは作ってもらいたいですが。確かに、メンタル面での理由で不振になる事はあるでしょうが、問題はそこに至るまでの過程をしっかり分析しているのかってのは、思いっきり不信感があるので。

例えば、大竹が精神的に弱いのは分かってるけど、問題は「どうしてランナーを1人出しただけで浮き足立ってしまうのか」の理由の方。
それに対して、「練習が足りないから自信を持ってない」、「勝とうという意識が強すぎる」、「キャッチャーの組立が大竹の気分を乗せていない」とか、具体的な理由が出てくるならいいけど、そこで「精神的な理由です。あとは気持ちの持ちようだけ」ってのは仕事してるとは認められませんので(´Д`)。
    

 

山本浩二vs金本?

2007年10月31日(水曜日)

■山本浩二代表コーチ 新井を“説得”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071031-00000014-dal-base

■「来ればいろいろ教えたる」金本、弟分・新井にラブコール!
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200710/tig2007103107.html

これでミスター赤ヘルの顔もかかってきた訳デスが、さて新井はどっちに転びますかね(´Д`)。
正直、条件面では今のカープが提示しているのが(推定5年10億)精一杯だと思うし。

…ただ、

>やさしいアニキの眼差しが、悩める弟分を気にかけている証だ。
>が、かわいい弟分には手を差し伸べずにはいられないのも事実。複雑な胸中がオブラートに包まれた言い回しに見え隠れした。


阪神びいきとは言え、ウゼェ、というか虫唾が走る。
ただ単に、カープが憎いから引き離してやりたいってだけじゃねーの(´Д`)?
逆に、俺にはこの人が余計な事を吹き込んでるお陰で、余計に悩んでるんじゃなかろーかと思うんデスけどね(´Д`)。

…まぁ、それもひっくるめて金本をあんな形で放出したフロントの因果応報なのかもしれないけど。
金本の立場で言えば、「カープなんかに残ってやる義理はねーよ」って所だろうし。
     

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