「誘惑のセレナーデ」
****これは悠久1のプレリュード(シーラのテーマ別イベント3)のすぐ後のお話****
〜さくら亭にて
いや〜しかし良かったわね〜今回の演奏会。まぁ今回に限りって事でもないけどさ。やっぱ凄いよねぇ。
え?そ、そうかな(かあっ)?
いやいや、謙遜する事はないぜ。シーラの奏でるメロディはまるでこの世の物とは思えなかったしなぁ。な、主人公、お前もそう思うだろ?
ま(汗)、まぁアレフの言い方もちと大袈裟だけど確かにね。やっぱ流石の一言だよね。
やだ....みんなして。恥ずかしいよ(赤)。
でもいいわよね〜 ピアノをうまく弾けるって。あたしも弾けたらなぁ〜
え?パティ、興味あるの?
え?あっははは。ただふとそう思っただけだって。第一あたしはピアノって柄じゃないし。
....確かに(二人とも同時にうんうんと頷く)。
(じろ).....何か言った?(さっ)
い、いえ。何でも... ってら、乱暴ら奴って嫌いじゃないのかよ。自分はいいのか?!
確かに乱暴者は嫌いだけど..... デリカシーの無い男も大っ嫌いなの!!!(ぐおお)
わ、悪かった、俺が悪かったって!(あわわ)
はぁ....(こいつ(主人公)も良くやるよ....パティの事好きなくせに)
まあまあ二人とも落ち着いて(汗)。ね、パティ、もし良かったら今度の休日私の家に来ない?ピアノの弾き方教えてあげる♪
え.....?ホントに?
もちろん(にこっ)。基本的なことくらいだったら私でも教えてあげられるし。ね、興味があるならやってみない?
あ、ありがとうシーラ。そ、それじゃあ今度の日曜日にでも....
ええ。待ってるから。
(二人ともすっかりピアノの話題で盛り上がってる傍ら)
....パティがピアノの練習ねぇ.... どう思う?
まぁ、いいんじゃない?本人やる気みたいだし....
そだな...
〜次の日曜日、シーラ邸
あちゃ〜また間違った.... 指がうまく届かないのよね....
大丈夫。何度も練習していればいつの間にか手が無意識に動いてくれる様になるから。
そ、そんなものなの?
ええ♪ それに.... 私パティは凄く飲み込みが早いと思うな... やっぱり手先が器用だからかな?
あ、あら?そお?(ちょっと照れ)
だから、諦めずに頑張ればきっと上手になれるよ(にこっ)。
....でもシーラの練習の時間を奪っちゃってなんだか悪いよ....
ううん いいの。私はいつでも出来るし。それに... なんだかこういうのって凄く嬉しいの.... 私...先生のレッスン以外の時はいつも一人ぼっちで練習してたし....
シーラ....
実を言うと私ね、前から一緒にピアノを練習する仲間が欲しかったの。だからパティがピアノを練習したいって言ったとき、私凄く嬉しかった♪一緒にピアノの練習出来る仲間が出来たって。
ち、ちょっと、シーラ。そんな大袈裟な...
(ぎゅっとパティの手を握って)だから、いつか一緒に演奏会開けたらって思ってるの。ね?
そんな.... シーラと一緒に演奏会なんて絶対無理だってば(汗)。
くすっ。だから頑張って早く追いついてね。パティ(にこっ)。
(こりゃ本気だわ....) ....意外と強引なのね....シーラ....
ふふ。さ、もう少し時間もあるし、練習を続けましょ♪
はぁ〜い、先生。
よろしい。くすくす。
〜一月後...
なぁ、パティどう?まだ頑張って練習してるみたいだけど...
あら気になる?主人公君?うふふ。
い、いや(汗).....ちょっと.... どうなんだろ?って思って....
凄く上達が早いわよ...正直ちょっとびっくりしてる位。もう基本的な事は大体マスターしちゃったし。これならパティと一緒に演奏会するっていう私の夢もそう遠くない...かな♪
....も、もしかして才能ある....とか?
多分ね♪うふふ。
なんだか嬉しそうだね.... そう言えば最近のシーラ、凄く幸せそうに見えるよ。
ええ♪最近は週末にパティと一緒にピアノの練習出来るのが凄く楽しみ。
ふ〜ん....
(そこへアレフ登場)
あ、ここにいたんだ。シーラ、探したよ。
え?何?アレフ君?
これ...このペンダント シーラに似合いそうだって思って。ほら。
わぁ〜綺麗.... これを私に?
ああ、きっと似合うと思うよ。
ありがとう!アレフ君....
....こういう事には本当にマメな奴だな。感心するよ
当然。お前もよ〜っく見習っておけよ。
....いや、遠慮しとく。(何か余計な災いを呼びそうだ....)
何か言ったか?
言ってもいいけど多分聞かない方がいいと思うよ(^^;)。
うふふふ。じゃあ、私もう行くね。アレフ君、本当にありがとう!
ああ、気を付けてな。
(走り去っていくシーラを見送りながら)
....しかしホント楽しそうだな、シーラ....
最近は仕事の時もパティとべったりだしな。お前、気を付けないと取られるぞ(にや)。
な、何なんだよ、それ(汗)。
あはは。冗談だって。んじゃ、俺達も行こうぜ。飯食いにいかないか?
ああ。そうするか。
〜数週間後 シーラ邸
(ボーンボーン) ....はぁ(ピアノの前で溜息)。
どうしたの?今日はいつもと演奏の感じが違う... それに... 元気無いみたい....
べ、別に..... ただ、ちょっとね...
何かあったの?
昨日ね.... 主人公に「もっとシーラを見習って女らしくしたらどうだ」って言われて....
ええっ?
はぁ、あたしね...別に男勝りになってるつもりないんだけど.....やっぱそう見られちゃうのかなぁ.....
パティ...... (あ、あれ?何?この気持ち.... 胸が締め付けられるような....)
主人公、お前なぁ、なんでそういつも思っていることと言ってるセリフが矛盾してんだよ(はぁ)。
しょうがないだろぉ(泣)。売り言葉に買い言葉なんだから
はぁ。まったく素直じゃない奴。じゃ謝りに行くか?
え?い、いいよなんか全然聞いてくれない気がするし....
主人公君、例え悪気がなかったとしても自分で悪いって思ってるなら行った方がいいと思うわよ。そのままだときっと自分も苦しむことになるから。
う゛...... アリサさん.....
決まりだな。行くんなら俺も一緒に行ってやるよ。 あぁ、その前に確かめなきゃいけない事があるんで先そっちつき合ってくれないか?
やっぱ気が重いなぁ.......
.....でもまぁ、仕方ないか。シーラと比べられたら....あたし....
(....パティ.....) .....ううん。そんな事ないよ....(ぎゅっ) パティの腕、こんなに細いし、それに....
シ、シーラ?
凄くスタイルもいいし.... (むに)胸だってこんなに..... でも... 私の.... よりはちょっとだけ小さいかな?(パティの手を自分の胸に当てるシーラ)ほら.... 私の胸のどきどき....感じる?(あ、あれ?どうしちゃったんだろ私?)
......ち、ちょっと(あわてて手を離す)... い、いきなりどうしたの(汗)?
え?私の何処か変?パティ(自分でも変だと思う.... まるで体が勝手に動いている様....)
え?いや、変っていうか..... (目がいつものシーラじゃない?ど、どういうコト?)
くす。そんな怯えた目で見ないで。それより.... 確かめてみましょう? パティが女の子らしくないかどうか。(...私の中の別の私が....パティを..... でもそれを受け入れようとする私も.....確かにいる.....)
た、確かめるって?どうやって..... んんっ(唇奪われ).... シ、シーラ..... あんっ ダメ.....(どうして?)
うふふ 感度いいのね(つーと胸をなぞる)。それにこんな可愛い声上げて(もしかしたら私の潜在意識に眠っていた願望....なのかも..... だったら.... このまま.....)....可愛い.... これだけで充分女の子らしいよね(手がふとももの辺りを伝う)。
...あっ.... なら.... もういいでしょ? んあっ..... はぁ.....(どうしちゃったのよ....シーラぁ......)
(.....ごめんね。もっとパティの困惑した顔が見たいの)だめ。 ....でもここでっていうのもあれだし、私の部屋に行きましょうか? それとも、ここがいい? ジュディが何時入って来るか分からないけど(くすっ)。
........
〜シーラの部屋(二人とも脱いだ)
んんっ..... はぁっ.... シ、シーラぁぁぁ だ、だめぇ....
そんなに緊張しないで....(ちゅっ) ね?胸.... 気持ちいい?
ひゃっ.... そんなに..... 転がさないで.... ふあっ
.....こっちはどうかな....?(そーっと手を下の方へ)
!(びくんっ) あ! そこは.... ダメぇ
感じているみたいね。 うふ 感じてるパティの表情、凄く色っぽい... それに... 可愛い声で喘いじゃって.... ホント、パティが女の子らしくないなんて失礼よね。くすくす。 じゃあもっと感じさせてあげるね。
ひああっ! そ、そんな.... 舌で.... なんて..... くあっ.... こんなの.....
(ぴちゃぴちゃ)すごい.... こんなに溢れてる.... あんっ... 私も.... もう.... ねぇ、パティ、私のも..... 舐めてくれない?(パティにまたがるシーラ) ね、見える?私の...パティが感じてるのを見てこんなになっちゃってる....
....う....うん.....こ、こう?(おそるおそる舐め始めるパティ)
んあっ.... そ、そう.... 嬉しい.... 私ね、ずっとパティに憧れてた..... あんっ パティはいつも活発で... 誰からも好かれて.... なんでもこなせて... くぅっ... 私に... 無いもの沢山持ってる.... ふぁっ... から....
.....う...んっ シーラ.... そんな事、そんなコトないよ....
だから.... 前は... パティに嫉妬してた時もあった.... けど.... んっ... いつか... この気持ちは.... 憧れに..... ああっ
シーラ... それはあたしも同じ。あたしもシーラに憧れてた....(ぴちゃぴちゃ) あたしなんかよりもずっと女の子らしいし... おしとやかだし... ピアノも凄く上手だし.... んあっ ピアノを始めた理由の一つも... 少しでもシーラに近づきたいって思ったから... んんっ
....パティ.... 私達...結局無い物ねだりしてたのかな?
ふふ.... そうなのかもね。でも..... これで.... わだかまりも消えた... かな? 後は一緒に.... ね?シーラ
うん..... いくよ.... パティ(体勢を変えてお互い重ね合わせる二人) .....んっ ...はぁぁ すごい....こんなの....
シーラ.... はんっ... あたしも.... もうすぐ.... んあっ
パティ.... 一緒に.... 一緒だからね..... あああっ パティ.....!
うん.... くあっ.... シ、シーラぁぁっ...!
(同時に果てる)
.....大好き.... だよ.... パティ.....(パティに倒れ込むシーラ)
シーラ.....(ぎゅっとシーラを抱きしめるパティ)
.....ありがとう..... パティに抱きしめられているとすごく安心する...... もう少しこのまま.......
はいはい。お姫様。
......(なんか今凄く幸せ.....) すー
.....シーラ?寝ちゃった? ....まあいいか。もう少しだけこのままで.....(ふふっ)
*****それからしばらくして
う、うーん.....
あ、目が覚めたみたいね
パティ.....?(はっ) あ.....あれ?私?どうしたの.....? (きょろきょろと辺りを見回しながら)あら?私の部屋? それに.... どうしてパティと抱き合ってるの.....?
シーラ?(へ?今更何を.....)
や、やだ!私.... 裸じゃない(かあぁ) え?い、一体何がどうなってるの???
何が....って.... 覚えてないの? だってシーラの方から....
え?えええ?一体なにがどうなって.....(汗)
(コンコン) お嬢様、アレフさん達がお見えになってますよ〜
え?あ、うん。分かったジュディ。すぐ行くから少し待ってもらってて! ....と、とりあえず服着て.... 行きましょう?
え、そ、そうね(何かなんだか分からないけどとりあえず)。
〜居間にて
突然どうしたのアレフ君?それに...主人公君も....
そ、それなんだけど.... この前君に上げたペンダント..... あ.... 付けてくれてるな.....(汗)
え?ええ。すごく綺麗だから.... アレフ君にもらった時からずっと付けてたけど....
(冷汗)..... あ、あのさ、それで.... 何ともなかった?
え?何ともって....?
じ、実は.... そのペンダント、ある呪いがかかってたんだ.... ごめん!
の、呪い?
ああ。実はそのペンダントに付いている石....「サキュバスの輝石」って言うんだ....
サキュバスって.... あの夢に出てきてHな事して魂吸い取っちゃう....別名淫魔って呼ばれてるあれ?
そう。このペンダントにはサキュバスの思念が込められてるんだ。だからこれを長時間付けた者はサキュバスの様になっちまうらしんだ.....
(.....!そっか.... てことはさっきのシーラの豹変は....) ....それって乗り移られるって事?
.....正確に言うとそうじゃ無くて、サキュバスの思念が付けている者の精神に働きかけて持ち主の普段は心の奥底に隠れている激情を引き出してしまうんだ。いわば「媚薬」と同じ様な効果があるんだな。た、多分シーラなら心配ないと思うけど...
(.....じ、じゃあさっきのは.....もしかして)
ええっ!じ、じゃあさっき....のは....パ、パティ、私....
え?あ、ううん。別になんとも無かったよ(首をぶんぶんと振る)。気にしないで。あはは(内緒にしといた方がいいわねこりゃ^^;)。
本当に?
ええ、もちろん(本当のこと知ったら卒倒しかねないわよね.....)。
....やっぱ何かあったのか?だとしたら俺の....
べ、別に、気にしない気にしない!あはははは(汗)。
まぁパティがそういうのなら..... じゃあはい、これ返すね、アレフ君。
あ、ああ。ゴメンな.... よく調べないでプレゼントしてしまって.....
ううん。いいの。気持ちだけでも嬉しかったから。
そう言ってもらえると助かるよ。 ....ほら、主人公、お前もパティに言うことあるだろ?
....何よ?(じろ)
い、いや.... その.... 昨日は勢いとはいえ少し酷いこと言っちゃったかなって..... その、ゴメン(頭を下げる)
.....ま、しょうがないわね。わざわざ謝りに来たんだし今回は許しといてあげるわ(両腕を持ち上げるいつもの仕草)。
よかったじゃねーか。ま、そういう事ならとりあえずこれで一件落着だな。んじゃ俺たちはこの辺で。
え?もう帰るの?今ジュディがお茶の用意してるけど....
ああ、ピアノの練習の邪魔しちゃ悪いし。近々もっと自信付いたら俺たちにも聞かせてくれよなパティ。じゃな。
(パタン)
....あらら。行っちゃった..... (シーラを振り返って)あれ?どうしたのシーラ?
....パティ、 .....私.....
え?
う、ううん。何でもない。それより....これからどうする?
勿論 練習を続けましょ。まだ少し時間あるしね。シーラ先生♪(にこっ)
......うんっ!
*******Happy End******* ....っと思いきや.....
.....それで....私は皆様方に御用意したこの大量の紅茶とお菓子をどうしろと?(ふるふる)
ご、ごめんなさいジュディ!すっかり忘れてた.....
あ、あはははは(^^;)
*******ホントに終わり(^^)*******