罪悪感は至上の媚薬
メルウィン「......何なんです?(汗)今回のテーマって。」
作者「ん〜、別にそんな大層な話じゃないけどさ。ふと思っただけ。」
メルウィン「媚薬といえば漫画やえっちなゲームとかに出てくる媚薬って本当にあるんですかね?」
作者「あるらしいよ。一応。どういう原理なのかは知らないけど。前流行っていたバイアグラもそれに該当するんだろうし。」
メルウィン「ほほぅ......」
作者「何?興味あんの?」
メルウィン「い、いえ.....別に(あせっ)」
作者「ああいうのは使用者の体に何らかの作用をもたらしてそういう効果を発生させるっていう言わば「肉体的」な媚薬だよな。今回は精神的な局面で考えてみようという事なんだけど。」
メルウィン「簡単に言えば「お色気」ですね(^^;)。」
作者「まあね。いくら素っ裸でも色気が無いと全然興奮しない物だしなぁ。まぁ何に色気を感じるかは人それぞれだろうが......」
メルウィン「ほほう。旦那様の色気のツボは何ですか?」
作者「え、えっと.....それは.......(汗)<心の声:メイドさんだメイドさん♪メイド服にメイド帽にエプロンでガーターベルト萌えーーーーーっ♪♪♪>こ、こら......ダメだって......(口に出ようとするのを必死で押さえる)」
メルウィン「???どうかなさいましたか?旦那様?」
作者「ごほん。ま、まぁそんな事はどうでもいいとして.......精神的な萌え要因が媚薬と同じ様な効果をもたらすと思うんだけど、タイトルにも挙げた「罪悪感」ってのがかなり効果的では無いかと思うわけだ。うん<一人で勝手に続く心の声:それでもってメイドさんでお仕置きで首輪で目隠しで媚薬責めで....>。だぁうるさいっ!」
メルウィン「?????でんぱ.....でも送られて来ているんですか?旦那様.......?(汗)」
作者「い、いや.........(もしかして誰かが毒電波送ってきている???) ま、まぁともかく、やってはいけない事をやっている時ってのがやっぱ一番快感じゃないかなぁと。」
メルウィン「..........今回は全然タメにならないお話になりそうですねぇ(^^;)。」
作者「気にするな、いつもの事だし(ずずっとコーヒーを飲んで)。例えばさ、男の子が中高生の時って大抵Hな本とかビデオに興味持つものだろ?」
メルウィン「え、ええ......(汗) よく分かりませんけど......」
作者「まぁ俺も人並みには興味があったんだけどさ。とはいえ流石に店頭で買う勇気はなくて、親が持っていた物をこっそり見たりしてたんだけど.....」
メルウィン「補導の恐怖には勝てなかったと(^^;)。」
作者「そもそも俺童顔だからな(汗)。20代半ばの去年で、友達と社会見学っつってそういう店に行った時に俺だけ身分証の提示を求められた事があるくらいだし。まぁ実行したところでほぼ返り討ちだったろうがな(笑)。」
メルウィン「あははははは。お酒とか買うときも大変でしょう?」
作者「おうよ。レジどころか店に入ったらいきなり見せろって言われるよ。まったく(汗)。まぁ、それはいいとして......俺も中学生くらいの時に親の目を盗んでそあういうものをドキドキしながら咀嚼していた訳だ。」
メルウィン「そ、咀嚼って.....(^^;)」
作者「いいやん。そういう事なんだから(^^;)。まぁこの頃の成長期の男子というものの性欲っていくら満たしても満たしきれない渇望の様な物で、そういったものを発散する為の物を自由に手に入らない境遇を恨んで「俺も早く18歳になってそういったものが堂々と買えるようになりたい」と思ってしまうんだよな。」
メルウィン「まぁ、まぁそういうのは旦那様だけでは無いのかもしれませんねぇ(汗)」
作者「んでもってそうこうする内に俺もとうとう18歳になって、そして県外の大学に進学して一人暮らしを初めたんだな、これが。」
メルウィン「まさに最早邪魔する者は誰もいないって感じですか?(^^;)」
作者「わはは。まぁね。...........なんだけど、実は「さぁそれで我が長きにわたる悲願を達成する時っっ!!」とばかりにそういう物が売っている店に行って(流石に知り合いがレジをしているコンビニで買う勇気はなかった^^;)店頭に立ったんだけど、その時そこで何か本が両手を広げて「さぁどうぞ自由に手に取ってくれたまえ」って言っている様な感じがして妙に冷めてしまったんだな、これが。」
メルウィン「?お望み通り手に取ればよかったのでは?」
作者「いや、何か逆に妙に白けてきてさ。それでその時に気付いた訳だ。俺はHな本を読んでいるときって女性の裸に興奮していただけじゃ無くて「見ては行けない」と言われている物をみている事にドキドキしてたんだなぁ......って。18になってしかも一人暮らしで何の邪魔もなく自分の好きなだけ見ることが出来るって事で、寧ろ興奮要素の半身を失ってしまったみたいな。」
メルウィン「それも屈折してません?(汗)」
作者「まぁな(笑)。ただ俺の場合はそういう「やっちゃいけない事をやっている」っていう罪悪感がかなり大きな要因だったんだなと改めて感じた訳だ。中学の時の悪友の一人が親に隠れてタバコ吸ったりビール飲んだりしていて俺はいつも横目でそれを見ながら呆れていたけど、まぁ俺もある意味同類だったのかもね。奴もタバコや酒の味を知っちゃいなくて、ただ「してはいけない事」をする事に快感を覚えたり、ああいう形で背伸びする事で他の連中より大人になった気分を味わっていたわけだ。」
メルウィン「やってはいけない事をする快感.....ですか。」
作者「まぁやってはいけない事.....というかもっと広く言えば非日常的な事というか.......罪悪感や自虐心が逆にゾクゾクする様な快感を生んだりして。」
メルウィン「それってかなりアブナイですよ、旦那様........(^^;)」
作者「.......まあね。こういった奴らが性犯罪に走るんだろうなぁって思ったりして。あははははは。」
メルウィン「旦那様..........(じーーーーーっ)」
作者「な、なんだよその目は......?(汗)」
メルウィン「いえ、別に(カップを手にとって)。.......私も少しならお気持ちも分かりますし(ぼそっ)。」
作者「?????」
メルウィン「いえいえ、こっちのお話ですっ(汗)。」
作者「んでさ、やっぱり性的快感ってものは体よりも寧ろ精神的な要素が支配的かなぁって思ったりもするんだよな。」
メルウィン「女の子の場合特にそうですね。」
作者「そうだねぇ。女の子はHの時って「触られるよりも触られる事に感じる」って何処かの本に書いてあったしねぇ。」
メルウィン「(がくっ)どういう本を読まれているんですかぁ(^^;)」
作者「さ、作品追求のため......(^^;) 俺だって日々研究を......」
メルウィン「何の研究ですか何の.......(汗)」
作者「ま、まぁ、話が横にずれそうなのでそれは置いておくとして(あせっ)、割と面白い例としてこんな話があるぞ。」
メルウィン「はい?」
作者「古代ギリシャのプラトンがいた時代なんだけどな、この頃って同性愛が大流行していたらしいんだ。逆に普通の異性同士の恋愛は忌みられていたとすら聞いたけど。」
メルウィン「そ、そうなんですか......?(汗)」
作者「その理由がな、哲学者達が「異性同士の恋愛はただの民族防衛本能に過ぎず、同性愛(この場合男同士のみの話だったらしい)こそ人間のみが出来る非常に高度な恋愛である。」と説いたらしいのな。んでこの時代って哲人が国を治める哲人王制が理想なんて言われていた時代だし、哲学者の発言が大きな影響力を持っていた訳で、みんなそれを信じて実行し始めた訳だな。」
メルウィン「そ、それで......?(汗)」
作者「まぁご想像通り、当時の金持ち達は争って美女の代わりに自分のサロンやハーレムに選りすぐりの美少年を囲いこんで禁断の園を築いていた....と。」
メルウィン「う......」
作者「んでこの後実はプラトニック・ラブという言葉の語源の話に結びつくんだけどそれはとりあえず置いておいて、なんでこんなにあっさりやおいの園になったと思う?」
メルウィン「お偉い方の発言だから?」
作者「.......多分ね。みんな暗示に掛かっちゃったんだろうね。自分の盲信している人間にそう説得されたんで自分もすっかりその気になって。こうなっちゃったらもともと本能的に持っている同性愛への嫌悪感も逆に媚薬になってしまったって感じかな。」
メルウィン「うーん.......」
作者「まぁ男同士の場合って擬似的な性交渉が出来るわけで、実際メンタルの部分さえパス出来れば肉体的にはそれなりの快感を味わえるんだろうからもしかしかしたら思ったより移行は楽だったのかもしれないが.....」
メルウィン「ご経験あるんですか?旦那様?」
作者「あってたまるかっっっっ!!!(^^;)」
メルウィン「あやや........」
作者「とにかく、この場合は精神が体の欲求を凌駕しちゃった例だと思うんだわ。元々そっちの気は無いのにあっさりそっちの趣味にあっさり鞍替えしてしまったという。目覚めたとかそういうレベルじゃないのな。今まで女性を抱くのを生き甲斐にしていたスケベ親父がその矛先を男の子に変えてしままったのは精神的な変革が原因に他ならないわけで。」
メルウィン「(テーブルに肘を付けながら)なるほど。その精神を盛り上げる媚薬ってのが罪悪感って訳ですか?」
作者「別に最悪感だけじゃないけど、萌のツボやら(笑)自己暗示やらまぁ色々。いきなりどっかの女性に恥じらいも色気も無しに全裸で「さあ、おいで!」とがばっと迫られたって反応しないだろうからなぁ(^^;)。」
メルウィン「というか例が極端すぎですってば(^^;)。」
作者「わはははは。まぁねぇ。」
メルウィン「しかし今回は内容があったんだか無いんだか分からないですねぇ。」
作者「まぁ考えたら当たり前の事をいちいち突っ込んで述べた訳だからなぁ(ずずっと茶を飲む)。」
メルウィン「それで結局旦那様の萌えシチュエーションって何だったんですか?」
作者「..........だから内緒だって。また電波が来るし。」
メルウィン「それ電波でなくて心の声なのでは.......(汗)」
作者「似たようなもんだ。実際電波も殆どが自分の心の中の独り言を外部からの強制干渉と勘違いするものだし。.......って何故心の声の事を???」
メルウィン「......いや、まぁ。言葉にならなくても別の方法で浮かび上がってますから.......(少し赤らめて)」
作者「?????(汗)」
メルウィン「..........旦那様のえっち......」
作者「............................(汗)(汗)(汗)」
談話室に戻る
館の入り口へ